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浜田 理恵(ソプラノ)
Rie Hamada, soprano

Biography

 東京芸術大学卒業および同大学院修士課程終了(中村浩子氏に師事)後、パリに留学、イザベル・ガルシザンズ氏に声楽を、イレーヌ・アイトフ氏にフランス歌曲を学ぶ。
 1991年パリ市立シャトレー劇場にてデュカ「アリアーヌと青ひげ」(指揮 エリアフ・インバル)でオペラデビュー。UFA M主催国際声楽コンクールで第1位、およびディクション、スペイン音楽賞、演奏技術賞を受賞。
 92年、第19回パリ国際声楽コンクールオペラ部門で第1位。国立パリバスティーユオペラでオネゲル「火刑台上のジャンヌ・ダルク」をチョン・ミュンフンの指揮の下で歌い絶賛される。以降数々のオペラに出演。

 97年パリ市立シャトレー劇場にてフィリップ・マヌリーのオペラ「北緯60度線」世界初演にマリア役で出演。98年、トゥールーズ歌劇場にてステファノ・ランザーニの指揮でプッチーニ「ラ・ボエーム」のミミを歌う。以後、国立リヨン歌劇場で「ラ・ボエーム」ミミ、トゥールーズ、パリシャトレー劇場でランドウスキー「モンセギュール」、ドビュッシー「放蕩息子」(指揮 ミシェル・プラッソン)、アヴィニョン(指揮 アラン・ガンガル)サンテティエンヌ(指揮 ロラン・カンペッローネ)で「トゥーランドット」のリュー役、トゥール歌劇場でモーツァルト「ティトの慈悲」ヴィテッリア役(指揮 イヴ・オッソンス)、グノー「ファウスト」マルグリット役(指揮 イヴ・オッソンス)などに出演。
 ピエール・ブーレーズ率いるアンサンブル・アンテルコンタンポランとはヨーロッパツアーを行い、その後ザルツブルク音楽祭でコンサートと録音を行う。
日本においては、びわ湖ホール・プロデュースオペラ ヴェルディ「ドン・カルロ」(総監督・指揮: 若杉弘)エリザベッタ役、ヴェルディ〔ジョヴァンナ・ダルコ〕のタイトルロール、新国立劇場でドビュッシー「ペレアスとメリザンド」(指揮:若杉弘)、「カルメン」ミカエラ役(指揮:G.バルバチーニ)、「トゥーランドット」(指揮:A.アッレマンディ)リュー役、東京文化会館 黛敏郎「古事記」アマテラス役(指揮:大友直人)、兵庫県立芸術文化センター「蝶々夫人」タイトルロール(指揮:佐渡裕)などに出演。
 オーケストラとの共演も多く、代表的なものとして、NHK交響楽団の「火刑台上のジャンヌ・ダルク」(指揮:シャルル・デュトワ)、メシアン「ミのための詩」〔オーケストラ版日本初演](指揮:アラン・ギルバート)、東京都交響楽団とショーソン「愛と海の詩」(指揮:ジャン・フルネ)、東京シティ・フィルとのプーランク「カルメル会修道女の対話」(指揮:矢崎彦太郎)などがある。
 1997年出光音楽賞受賞。
 現在、東京藝術大学音楽学部声楽科准教授、御茶ノ水女子大学非常勤講師、フランス在住。

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